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痛みについて
Q1: 手術後にお腹が痛むことはありますか?
A中絶手術後の腹痛は、子宮が収縮するために起こります。子宮が小さくなって、妊娠前の大きさまで戻って来ると痛みが引いてきます。
Q2: 年齢によって痛みは違いますか?
A中絶手術を受けることができる年齢は、10代前半から40代後半までかなりひろい年齢層で可能なのです。年齢によって痛みが特に違うことはありません。
Q3: 体型が細いことで痛みが強いことはありますか?
A中絶手術に体型は関係がありません。普通に人工中絶手術を行うことができます。また、痛みも人によりますが、細いからと言って変わるものではありません。
Q4: 生理痛がひどくなることはありますか?
A中絶手術の影響でホルモンバランスが崩れると、生理痛がひどくなる場合があります。月経の異常が強い場合は、通院することをお勧めします。
発熱などについて
Q1: 手術後に発熱することはありますか?
A中絶手術後5日以内に38℃以下の発熱があることがあります。自分で歩行出来る状態ならば様子を見て下さい。38℃以上の熱がある場合は、感染症の疑いもありますので、早めに受診して下さい。
Q2: 手術前に発熱したら手術は受けられませんか?
A中絶手術を受ける予定の人で手術前に発熱がある人は、基本的に中絶手術を受けることができません。これは術後の母体に影響が出ないための予防措置なのです。
Q3: 手術後、発熱しやすくなる後遺症などはありますか?
A中絶手術後に、子宮内の感染症を起こし発熱する場合がありますが、中絶手術によって発熱しやすくなる後遺症などはございません。
Q4: 手術後に発熱、普通の風邪と術後の影響か見分ける方法はありますか?
A中絶手術後に発熱をした場合、見分ける方法は2点あり普通の風邪か術後の影響かを確かめることができます。1つ目は咳をしているか、2つ目は下腹部に痛みがないかです。2点当て嵌らないのでしたら術後の影響があるかもしれません。
Q5: 手術後、期間がたってから発熱する事はありますか?
A中絶手術の時期による違いや、個人差があるため一概には言えませんが、手術後に発熱する場合もあります。多くの場合は発熱しても3日程度で下がります。
日常生活について
Q1: 中絶後の生活はどうすればよいでしょうか?
A手術当日は麻酔の影響で軽い吐き気、めまいなどがあることが多いです。翌日からそのような症状はほぼ消失することがほとんどです。一般的な事務作業などは制限なく行っていただけます。激しい運動などは1週間後の診察が終了するまで控えていただく方がよいでしょう。その他制限としては、出血がある間は入浴は控えてください。(シャワーはOKです。)休養も必要ですが、あまり一人でじっとしていると手術のことなど考え込んでしまうので、適度に日常生活のリズムを取り戻していくことが精神的には良い影響が得られることが多いかと思われます。特に気をつけていただきたいのは、術後の不眠です。日が経つにつれて徐々に改善していくことが多いですが、2週間以上続く場合はご相談ください。
Q2: 中絶後の生理はいつから戻りますか?
A月経のリズムを取り戻すのにも個人差がありますので、多少の前後はありますが、手術後40日ぐらいで月経が来ることが多いです。
Q3: 中絶後の妊娠について教えてください。
Aどんなに丁寧に手術操作をしても、手術操作により子宮内膜に傷ができてしまうことがあります。繰り返し月経が起きることでそこが修復されることが期待されるので、最低でも1回、できれば2-3回普通に月経があったのちに妊娠することが望ましいです。
Q4: 中絶後の出血はありますか?
A個人差はありますが、手術後1週間から10日ぐらい断続的に出血はあります。妊娠週数が大きければ、出血期間も長くなります。いったん出血がおさまっても、その期間内であれば再び出血が起きることがほとんどですので、びっくりなさらないようにしてください。
Q5: 中絶後の排卵はいつからですか?
A中絶後、ホルモン周期が回復するのは個人差が大きく、排卵がいつあるかは予測することは難しいです。2-3カ月たって月経周期が整ってきたら、排卵もきっちり起きることが多いですが、中絶後1-2週間で排卵が起こることもあります。充分に避妊に気を配ってください。
Q6: 中絶後の性行為について教えてください。
A中絶後1週間は出血が続いていることが多いです。出血がある間は性行為により、子宮内に細菌感染を起こす可能性が高いので、性交渉は禁止です。中絶後はいつ排卵が起きるかわからないことなどもあるので、次の月経が来るまでは性交渉は控えておいた方がよいでしょう。もし、妊娠に至ったとしても、中絶の操作により子宮内が傷ついていると、妊娠経過、分娩経過中のトラブルにつながります。ですので、中絶後次回月経までは性交渉禁止、月経が来たら数ヶ月間はピルを内服し、きっちりと避妊を図っていただくことが大事です。
Q7: 中絶後のケアで大事なことはなんですか?
A中絶後のケアとして大事なのは子宮、卵巣などがもとの状態に戻ったことを確認すること、そして、精神的なダメージをきっちりと消化していけているか確認することの2つです。子宮、卵巣の状態については、術後の診察をきっちり受けていただき、必要があればDrの指示に従って、通院を続けることでフォローできます。精神的なダメージをきっちり消化しているかどうかの一つの指標は睡眠です。特に、眠ろうとしてベットに入ってからいろいろずっと考えて眠れないことや、眠っても途中でしょっちゅう目覚めてしまったり、夢ばっかり見て熟睡した感じが得られないなどで自覚されることが多いでしょう。術後、数日間は仕方ないですが、2-3週間経過しても続くようならうつ病などにつながることもあるので治療が必要です。
Q8: 中絶後の痛みについて教えてください。
A子宮がもとに戻ろうと収縮するため、強い月経痛のような痛みがあることが多いです。術後処方にも子宮収縮剤が入っていますので、内服後痛みがあることが多いです。子宮内に貯留している血液などを押し出すために必要な痛みなので、ある程度は我慢していただかないといけませんが、ひどい場合は市販の鎮痛剤など内服していただいても構いません。あまりに痛みがひどい場合は子宮内感染の可能性もあるので、Drの診察を受けてください。
その他
Q1: 未成年の場合は親も立ち会わなければいけませんか?
A中絶手術には、親は立ち会わなくても大丈夫ですが、未成年の場合には親の同意書が必要になります。
Q2: 手術をしても将来子供は産めますか?
A中絶手術を受けても、将来妊娠できますし、出産も問題なくすることができます。ただ、中絶手術を繰り返すと内膜が薄くなり、妊娠しづらくなる可能性はあります。
Q3: 持病やアレルギーを持っていても手術できますか?
A持病をお持ちの方でも多くの場合は、中絶手術を安全に受けることが可能です。しかし、循環器系の持病をお持ちの方は、出血量が多くなるとショック状態に陥ることがあるので難しいです。
Q4: 生理痛がひどくなることはありますか?
A中絶手術の影響でホルモンバランスが崩れると、生理痛がひどくなる場合があります。月経の異常が強い場合は、通院することをお勧めします。
Q5: 手術後の運動は避けた方がよいでしょうか?
A中絶手術後は、2週間ぐらいから運動をしても大丈夫です。ですが、運動をすると、刺激で茶色い出血や残っていた血が少量でたりすることがあります。もし、大量の鮮血や出血や高熱が出た場合は、病院へ行ったほうが良いでしょう。
Q6: 仕事復帰はどれくらいでできますか?
A中絶手術の仕事復帰は、一般的な事務作業なら翌日から可能ですが、少なくとも3日は身体を十分に休めたほうが良いと言えます。また、1ヶ月くらいは激しい運動は避ける事を心がけたが良いでしょう。
Q7: 手術後にお酒は飲んでも良いでしょうか?
A中絶手術の当日は、お酒は飲んではいけません。また、入浴や激しい運動なども控えます。しかし、翌日からは、特に問題はありません。
Q8: 手術後も通院が必要ですか?
A子宮や卵巣の機能が元に戻っているかを診察するために、中絶手術後の通院は必要です。通院回数も妊娠週数によって変わってきます。
Q9: お風呂やシャワーはどれくらいで入れますか?
A中絶手術の後、お風呂は1週間後から、シャワーは当日もしくは翌日から入ることができますが、個人差がありますので、まずは医師の指示に従うようにしてください。